Friday, February 17, 2006

もろもろ

音盤漁り落ち着いたと思ったら本30000円くらいかってもうた。どーすんだよ給料日まで!ネ申田は店減ってもう古書目当てじゃあてが外れるばかりだ。

で、新品買うしかないわけで。「かうしか」ってナウシカににてる。わいいとして、国書刊行会本はほんとにむかしから高い!!入手をまよいつづけた江戸妖怪絵巻ものをいっきに買った。

さいきん和モノを離れてるので揺り戻しにかったわけだが、水木フィルターがかからない江戸女夭怪ってつくづくシエ戸臭い。こりやあやつぱり原本みなけりやあ元のいみが曲がってつたわるつてえたくひのもんた。江戸っ子の感覚なんですよ。狩野派出身のじつは浮世絵界では重要人物である鳥山石燕、かれが現代の水木サンのように妖怪の意味を一定水準の画により平準総括したから、妖怪は今みたいな変な実在論をまぢえた権威になっちまったんだね。

原意を汲み真のニュアンスをあらはした、妖怪画の「現代語訳」が今こそ必要だんなあ。
とにかく妖怪てドウモ江戸臭いんだ。詞ひつくるめて江戸っ子臭い。洒落やマニアック趣味や遊びにまみれてる。そこを「現代語訳」したいなあ、うちのHPのひとつの目標ではあるけれど。水木サンは芸術家すぎる。絵師として個性がつよいから江戸っ子の偏狭な趣味をひろげてしまう。素朴で下手くそな土佐絵の妖怪が目標だな、ラクガキ師としては。もちろん現代語訳としてさ。アニメ絵趣味とかあったら面白い現代語訳ができたろうに、生憎年代的に趣味がないからなあ。萌え萌え妖怪画とか書きたかったなあ。萌え萌えぬらりひょんとか。

そうそう、姫国山海録の読み方を間違えてた。英語版のほうにHIMEGUNIて書いてたがKIKOKU音読みの間違い。食いついてくれた人に悪いなー、と修正いったらブログのラクガキの一部が消えてた。おおざっぱだなああいかわらずアメリカて国はあ。復旧したらなぜかフランスとかドイツとかからアクセスが。いつにない食いつき。修正しても更新扱いになるのかあそこは?うーむ。

ま、七冊三日でラクガキ化してみせる。ネ申おりてこい。・・・趣味人として度を越してますよ。付き合い悪いですよ。

河童駒引考買っちったよ、ハードカバー。比較民俗学のほうがしっくりくるわ。日本のオカルトて日民チックで文芸色こゆすぎ。京極サンやら多田サンやら東サンやらみんな文芸や日本民俗学系。唯物考古のあたしゃアウトサイダー。にしてもうちには昔大量に折口系の本あったけど、誰が読んでたんだ?先祖に民俗いたのかね。

ニチミンといえば故宮田登先生だなあ。厳しくて単位とれないしちーともオカルト出てこないってからゼミやめといたけど、とっときゃ自慢できたんだよなあ。ニチミン系の有象無象のヤカラに。あの人超霊感あるって評判だったけど、崇拝してるニチミンマニアがそのてのこと語ってるの聞いたことない。直接教わったやつに言わせると無茶苦茶気味悪いらしい。階段の上に立ち尽くす宮田先生、「どうしたんですか?」と声かけると今、階段の踊り場に、しゃがんでる、って。いなくなったと言って降りてったらしい。誰か宮田先生の霊感について知らんかなあ?

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