Saturday, December 17, 2005

ウタダだめだなー

とおもってたんだけど、新曲はなんかじわじわゾワゾワきた。この子本質的には暗く思索的な人間だと思うけど(親譲り?)、まあ完全に自分で全部書いてるかどうかわからないが、かなり「実験的な方向」に向かっていて、こんかいの曲もスネア群にまるで十二神将のように囲まれてひたすら平坦な「語り歌」を旋律的に載せていく。とうてい売出し中の新人にはできない実験である。でも、なんかこういうパーカスのしかも限られた種類の打音をメインに据えて、言葉ヅラ(姉歯のことではない)だけではアフリカンな源流音楽の猿真似、あるいはヨーロッパ半島の北のほうできかれるような類のプリミティブな音楽を志向しているかのように聞こえるけれどもそうではなく、ちゃんと注意深く新しい音を重ねてなんとなく歌謡曲のふうもとっている。(最初のころのように)狙ってない、才能だけで書いていない、しかし才能が無ければこんなもの書かない。売れないと思うけど売れるんだろうなあ。俺は買ってもいいと思った。編成の見た目で惹かれたというのもあるので音だけでどう伝わるかわからんが、歌詞が妙にいいのも最初の曲からみんな感じていたことだろうね。今回の歌詞はいいな。

って書いてたら壁から一枚の写真が剥がれ落ちて背中に張り付いた。牛。なんか意味あるかもしれないのでリヒャルト・シュトラウスの書簡の上に置いておく。ぜーたく。

(実は昨晩のヲカ的な「現象」をこのあと書いていたのだが、突然その部分だけ消えてしまったので、消えたままにしておきます。4時半に現れた「息吹」をする小男のこと。あ、また消えそうだっ・・・更新だっ)

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